会員ブログ2021-06-20T19:09:12+09:00

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稲村ヶ岳登山(その1)

 正月に見た稲村ヶ岳に再びチャレンジしてきました。  世界遺産に登録された大峰山の入り口にある山上ヶ岳は、修験道の根本道場として有名な霊山で、女性の立ち入りは禁止ですが、そのなかで稲村ヶ岳は女性が登山をすることが許されていますが、なかなか厳しい山でした。  平成26年1月16日の6時過ぎに家を出発し川上村にはいると道が雪で凍結していたのでゆっくりと進み、登山口の母公堂には8時30分に到着しました。  気温は-6度で、天気は快晴ではなく曇り時々晴れ模様です。  誰もいなく登山者は私一人で、パトカーがきて、遭難した人がいるので気をつけてくださいと言われました。

By |2月 2nd, 2014|Categories: 樹木医アラカルト|稲村ヶ岳登山(その1) はコメントを受け付けていません

2014 正月登山

年末から大掃除などでどこにも外出できず、やっと3日の日は自由になったので大峰山脈方面に出かけることにする。  家を8時過ぎに出て、観音峰登山口に10時過ぎに到着。すでに駐車場は満車でした。  10時20分に登山口を出発し、入り口の雪の積もった吊り橋を渡る。

By |1月 19th, 2014|Categories: 樹木医アラカルト|2014 正月登山 はコメントを受け付けていません

◆◆ネバネバ・カチカチ台湾土壌(その5)

植栽基盤整備や樹勢回復に土壌改良材は欠かせません。台湾ではどのような土壌改良材が入手可能なのでしょうか。私は台湾に適した土壌改良材を探すのに結構苦労してきました。「ネバネバ・カチカチ台湾土壌」の連載最終回は台湾の土壌改良材の実情について述べます。 ■台湾で入手可能な無機質土壌改良材  台湾で入手できる樹木植栽用の土壌改良材は限られています。特に台湾現地で製造されている無機質系土壌改良材は殆どありません。その事は台湾において土壌改良を実施する上で非常に苦労させられる所です。  加湿地でシルト質土壌や粘土質土壌の場合、通気性や排水性を高める必要があります。その改良には無機質系の土壌改良材が必要となります。有機物系土壌改良材を用いると通気性が悪い加湿土壌内では嫌気発酵を起こし、かえって土壌を悪化させてしまう危惧があるからです。  なんとか良い無機質資材が無いかと探し回りましたが、現地産の無機質系資材としては、汚泥を焼成したセラミック状の陶粒(トーリー)と呼ばれる骨材しか見つけられませんでした。陶粒は軽量で硬く扱い易い製品だと思われますが、残念ながら多孔質ではないため、通気透水性改善効果はあまり見込めません。どちらかと言うとセメント混合用軽量骨材として世界各地で使われている材料です。植栽地では地表面を覆うマルチングなどに適した材料となります。  台湾は面積が九州と同じほどですから、採取できる天然鉱物資源が限定的であるため、無機質土壌改良材が製造されないのは仕方ありません。そのような事から、真珠岩パーライト、黒曜石パーライト、バーミュキライトは園芸材料として輸入されています。保水性に優れる真珠岩パーライトやバーミュキライトは加湿地には適しません。また、ベタベタした粘性土に軟らかく崩れやすいバーミュキライトは均一に混合することもできません。  そのため、台湾での排水性・通気性・透水性の改良には、日本から輸入した黒曜石パーライトを用いています。日本から輸入された材料は船運賃や関税で高価なものになってしまいますが、それでも昨今の円安で1年前に比べると20%以上安くなり助かっています。

By |1月 12th, 2014|Categories: 樹木医アラカルト, 緑と樹木について|◆◆ネバネバ・カチカチ台湾土壌(その5) はコメントを受け付けていません

京都「八重の桜」ゆかりの地を訪ねて

 NPOおおさか緑と樹木の診断協会では、NHK文化センター梅田教室から受託し、「樹木医とめぐる巨樹・巨木」という現地講座を毎月(原則第2金曜日)開催しています。  平成25年12月の開催は、NHK大河ドラマ「八重の桜」ゆかりの地を訪ねました。  案内は京都樹木医会の高木邦江樹木医が担当しました。  小雨のぱらつく寒い京都、受講者は12名、総勢15名での開催です。

By |1月 7th, 2014|Categories: 樹木医アラカルト, NPOおおさかの活動, 緑と樹木について|京都「八重の桜」ゆかりの地を訪ねて はコメントを受け付けていません

◆◆ネバネバ・カチカチの台湾土壌(その4)

 前号までに台湾のネバネバ・カチカチ土壌の実情について記しました。それでは具体的にどのような植栽基盤整備や土壌改良をすれば良いのでしょうか。以下に先日台湾で実施したクスノキの樹勢回復処置現場を紹介します。 ■通気性(透水性)と排水対策  これまで述べてきたように、多くの台湾土壌はシルト・粘土分が多いベタベタとした通気・透水性の悪い土壌です。また、重機転圧や踏圧がかかるとカチカチに締め固まります。とりわけ台北近郊はもともと湖と湿地帯であった訳ですから、ベタベタの土壌で排水不良に十分な対策を要します。  以下に示す写真は(その2)で紹介した、台北市内中心部の公共施設外構植栽の樹勢回復処置を施したときの写真です。3年前に植えられた高さ12mを越えるクスノキは、年々樹勢が悪化し瀕死の状態となっています。基盤を調べたところ、70㎝深さで滞水が見られ、50cm深さまでは水が上下していた痕跡が見つかりました。12mを越える樹木が50cmの深さしか根が張れない状況です。また樹木周辺の埋め戻し土はSiCL(シルト質植壌土)ですが、指触法で土の固さを確認したところ、指で押した跡がかろうじて残るくらいの固く締まった土壌でした。そのような事から、確実な排水を確保し、土壌を軟らかくして通気透水性が改善できる手法を採用しました。

By |1月 5th, 2014|Categories: 樹木医アラカルト, 緑と樹木について|◆◆ネバネバ・カチカチの台湾土壌(その4) はコメントを受け付けていません
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