研修会のご案内(会員向け)

日  時  平成25年12月8日(日) 13:00~16:00

会  場  奈良公園(春日山~若草山)

主  題  「照葉樹林とシカ ~変わりゆく春日山原始林~」
春日山遊歩道を歩いて春日山原始林(照葉樹林、外来種拡散、防鹿柵など)を観察します。

講  師  大阪産業大学大学院人間環境学研究科教授 前迫ゆり

参考図書  前迫ゆり編、「世界遺産春日山原始林 -照葉樹林とシカをめぐる生態と文化-」、ナカニシヤ出版、2013年

受 講 料  若草山入山料 大人150円(会場までの交通費は各自でご負担ください。)

集合場所  春日大社駐車場の北の三叉路(近鉄奈良駅から徒歩で約30分。別添の地図をご覧ください。)

C P D  樹木医CPDプログラム申請予定

そ の 他  運動靴など動きやすい服装でお越しください。
天候不良の場合は中止します。天候不良の場合は当日の午前9時以後に開催の有無をお問い合わせください。

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On 11月 12th, 2013, posted in: NPOおおさかの活動, 合同勉強会 by KO

台湾の樹木(第3回)

 台湾の植物第3回は台北植物園で見かけた植物の一部です。
台北植物園は、元は日本統治時代の1896年に台湾総督府が南方の植物を研究するために造った施設で、現在は林業試験場の管轄下にあります。約8ヘクタールもの広大な敷地に約1500種類もの植物が栽培されています。台北植物園へは、土壌改良の研修で行きましたので、樹木は通りすがりに少し見ただけなので、次回、台北に行く機会があれば、ゆっくり見たいところです。
 最初は、「春不老」という木です。「春不老」はヤブコウジ科の常緑小高木で、和名は「コウトウタチバナ」と言います。国際自然保護連合のレッドリストでは絶滅危惧Ⅱ類に指定されています。

 

春不老の花

春不老の花

 

 実は濃い紺色に熟し、自生地では魚の香づけに利用されます。

 

春不老の実

春不老の実

 

 次は「喜樹」というめでたい名前のついた木です。「ヌマミズキ科」の常緑高木で日本では「カンレンボク」と呼ばれています。果実や根をはじめ植物全体にカンプトテシンという抗癌物質が含まれています。この木は大阪でも見ることができます。

 

喜樹

喜樹

 

 「黄果垂榕」はクワ科の常緑高木で、別名、シダレガジュマルとかベンジャミンゴムノキなどと呼ばれます。日本ではベンジャミンの名前で観葉植物として親しまれています。広い樹冠を形成し、自生地では15~20mの高さになります。

 

黄果垂榕

黄果垂榕

 

 土壌改良の研修の現場の近くにあったのが、「蠟陽樹」です。ノウゼンカズラ科に分類される樹木で、ソーセージノキの仲間です。花は釣鐘型でカエンボクに似ていますが、水平に咲き、受粉はコウモリにより行われます。ソーセージのような丸くて長い実がつき、いろいろな哺乳動物の餌になります。

 

蠟陽樹

蠟陽樹

 

蠟陽樹の花

蠟陽樹の花

 

 次は紅色の花が鮮やかな「印度火筒樹」です。ブドウ科の常緑低木で日本では「キダチブドウ」と呼ばれています。根からは抗癌物質が取れることから、近年注目されている木です。

 

印度火筒樹の花

印度火筒樹の花

 

 最後に「欄嶼肉豆蔲」の紹介です。この木はニクズク科の常緑高木で、和名はコウトウニクズクと言います。黄色い果実がなっていましたが、種子はナツメグ(肉豆蔲)、仮種皮をニクズク花(肉豆蔲衣)と呼び、ともに香辛料、薬用として利用されてきました。

 

欄嶼肉豆蔲

欄嶼肉豆蔲

 

 以上で台北植物園の樹木の紹介はおしまいです。
             真田 俊秀

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On 10月 24th, 2013, posted in: NPOおおさかの活動, 緑と樹木について by KO

強運の持ち主

 我がN造園の元親方である義父は、非常に運が強い。詳しく言うと、よく賞品が当たるのである。ただ、本人はそれを強く望んでいるわけではないのだが、とにかく「なんや知らんけどよく当たる」のである。
 義父はゴルフが趣味で、毎週のようにゴルフに出かけていく。その中でコンペといわれる大会も多数あり、よく出場している。ゴルフコンペは上位1~3位に豪華賞品が与えられるのだが、それだけではなく、きりのいい5位、10位や、ブービー賞など他の飛び賞も多数設定されていて、楽しみが多いそうだ。義父の腕前はなかなかのものらしいが、いつも上位に入賞できるというわけではない。しかし、必ずと言っていいほど賞が設定されている順位に入り、何か賞品をもらって帰ってくる。肉、米、バッグ・・・。結構豪華な賞品が多く、私もずいぶんいろんなものを分けてもらった。
 また、義父はグランドゴルフもやっている。グランドゴルフというのは主に高齢の方がよくやる競技で、ゴルフのパターの腕を競うようなものだそうだ。ゴルフをやっている義父にとっては簡単だそうで、ホールインワンの景品であるティッシュが家に山積みにされていた。
 先日、地獄のような暑さの中、義父に仕事を手伝ってもらっていた。3時になり休憩していると、お客さんが暑さを気遣って、おやつに「ガリガリ君」というアイスキャンディーを出して下さった。これはありがたい。火照った体を冷やすには、アイスが一番だ。おいしい、おいしいと、ソーダ味のガリガリ君を一気にたいらげた義父は、何やらアイスの棒を細い目で眺めていたかと思うと、おもむろにこう言った。
「なんか書いてあるで・・・。ア、タ、リ・・・。」
 さすがだ・・・。こんな場でも強運を発揮するのか・・・。
「ひゃっひゃっひゃっ。ワシ、何でもよう当たんねん。」
 義父は、当った賞品をなんでも他人に配ってしまう。いや、当ったものではなくても、他人にあげてしまう性格なのである。
「みんなに配ってたら、ワシの分が無くなってしもた・・・。」
 と、よく言っている。しかし、この無欲さが強運をもたらしているのではないかと思うことがある・・・。

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On 10月 18th, 2013, posted in: 樹木医アラカルト by KO

秋の星空観察

 朝、晩に秋の気配を感じる季節となりました。そこで、平成25年9月末の28日(土)、星空の観察のため奈良県の上北山村に出かけました。
 大阪を昼過ぎに出発し、川上村へと車を走らせ、まずは大迫ダムの湖畔にある、入之波温泉(しおのはおんせん)に入湯。ここで汗を流し、さっぱりした後、上北山村に入り、R169からR309に入り、行者還トンネルの東側の小さな広場に車を止める。ここは標高が1,120mあり、目の前には大台ケ原の山並みが手に取るように良く見える。

 

行者還トンネル出口からの眺め

行者還トンネル出口からの眺め

 

 ここでビールを飲みながら夕食を食べていると、だんだん暗くなってきた。その時、近くの藪でガサッと音がしたので、懐中電灯を向けると、なにやらタヌキみたいな小動物が2匹、藪の中にさっと隠れてしまった。
 うす暗くなった空の西南の方向に金星が明かりを放っている。
 以前は、星座盤で星の名前を確認していたが、夜なので見にくい欠点があった。今はGoogle Skyというアプリを携帯にダウンロード(無料)してそれを使っている。携帯を空に向けると、向けた方向の星座や星が一目でわかる。

 

グーグルスカイで見る星座

グーグルスカイで見る星座

 

 ビールで酔いがまわった頃、あたりは真っ暗となり、空を見上げると満点の星である。空が澄み切っているので、手に取るように星がよく見える。
 カメラを出して星空の写真を撮る。

 

秋の星空 

秋の星空 

 

 夜も更けてきたので、車の中で寝ることにする。肉じゃがなどの夕食の残りはそのままにして、車に入る。靴は車の下に入れて、そのまま朝まで眠る。
 外が白み始めた頃、朝日を見るために車のドアをあけ、靴をはこうとしたが、昨晩、車の下に入れておいたはずの靴がない。なにやらキツネに化かされた気分である。
 靴下のまま、車の周辺をさがすと、車から30m位離れたところに左足の靴があった。しかし右足の靴はどこをさがしても見つからなかった。
 

 

見つかった左足の靴

見つかった左足の靴

 

 外にだしてあった夕食の残りの肉じゃがなどは、そのままで全然食べられていなかった。私が作った肉じゃがよりも靴のほうがおいしそうに見えたのか。
 それにしても何が私の靴をくわえていったのか。
 しかたなく、右足は靴下をはいただけで車を運転して帰ることにする。

 帰る途中で赤い実をつけた樹が目に飛び込んでくる。車を止めて見てみると「ガマズミ」の実であった。採ってかえって「ガマズミ酒」にすれば良いが、靴が無くなったショックでその気になれなかった。

 

ガマズミの実

ガマズミの実

 

 しばらく進むと紅葉が始まった樹があった。また。車を止めて見てみると「シラキ」の葉であった。「シラキ」の葉は鮮やかな赤に紅葉するので、これからが楽しみである。

 

シラキの紅葉

シラキの紅葉


 街中に比べ山は一足先に秋の気配が強くなっていることを感じた次第である。
         真田 俊秀

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On 10月 17th, 2013, posted in: 樹木医アラカルト, 緑と樹木について by KO

川迫川渓谷の散策

 台湾研修から帰国した週末の平成25年9月22日(日)、奈良県天川村の川迫川(こせがわ)渓谷に出かけた。
 台湾は蒸し暑かったが、ここは標高が800m位あり、大変涼しくて気持ちが良い。
 あたりは秋の気配が忍び寄り、夏に比べて静かで、のんびりと読書でもしたい気分である。
 林道を歩いていると、道沿いに「アケボノソウ」の可憐な花が咲いている。
 「アケボノソウ」はリンドウ科センブリ属の2年草で、その名前の由来は、花弁の紫色の点と黄緑色の丸い模様を、夜明けの星空に見立てたものらしい。

 

アケボノソウ

アケボノソウ

 

 そして、紅い小さな花もあった。「ゲンノショウコ」の花である。「ドクダミ」「センブリ」と共に江戸時代から民間薬として知られている。

 

ゲンノショウコ

ゲンノショウコ

 

 しばらく歩いていると、遠くの森の中で、なにやら怪しい黒い物体を発見。
 望遠レンズをセットし、暗いのでフラシュをたいて撮ると、丸い小さな光が二つ浮かび、よけいわからない。

 

怪しい物体

怪しい物体

 

 そこで、普通に望遠で撮ると、黒い物体の正体が判別できた。それはカモシカだった。
 このあたりでは、シカやサルは時々見かけるが、カモシカは初めてである。

 

カモシカくん

カモシカくん

 

 川迫川渓谷には、多様な樹種があり、いろいろ目を楽しませてくれる。
サルナシが青い実をつけていた。サルナシはマタタビ属マタタビ属のつる性植物で、実は小さなキウィといったところか。サルやクマの大好物でもある。
 少しいただくことにする。

 

サルナシ

サルナシ

 

 そして家に持ち帰り皿に入れてゴミを取る。

 

収穫したサルナシの実

収穫したサルナシの実

 

 そして、小さなビンにサルナシを移し、そこに砂糖とホワイトリカーを入れる。これで果実酒の完成。お正月にはおいしいサルナシ酒が飲める。これでお正月の楽しみが出来た。

真田 俊秀

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On 10月 10th, 2013, posted in: 樹木医アラカルト, 緑と樹木について by KO

台湾の樹木(第2回)

 第1回に続き、台北市中で見た樹の紹介です。

 最初はサルスベリの仲間の「大花紫薇」です。 「大花紫薇」は熱帯アジア原産で、高さは20mにもなるミソハギ科の落葉高木です。夏に、やわらかそうな桃色の花を咲かせます。

 

大花紫薇

 

大花紫薇の花

大花紫薇の花

 

 次に「楊桃」の紹介です。「楊桃」は日本ではゴレンシと呼ばれ、スターフルーツとも言い、熱帯アジア原産でカタバミ科の常緑高木です。
 果実は食用になり、そのまま食べたり、サラダやピクルス、砂糖漬けなどに用いられます。
 日本でも沖縄や宮崎県などで栽培されていて、なじみのある木です。

 

楊桃

楊桃

 

 次は「血桐」という変わった名前の樹です。
「血桐」の枝は折れると樹液が流れ出し、酸化して赤色に変わり、まるで血が流れているようなので「血桐」という名がついたそうです。また、植物の葉柄は普通は葉縁にありますが、「血桐」の葉柄は葉の中央で上方に偏っていて、古代の武器のようなので、「盾形葉」とも呼ばれます。

 

血桐の葉

血桐の葉

 

 次はトウダイクサ科の常緑高木の「茄冬」です。日本では「アカギ」と呼ばれています。街路樹や庭木として植栽されています。たわわに実った実は食用にもなります。沖縄では首里金城町に大木が6本あり、国の天然記念物に指定されています。

 

アカギ

アカギ

 

アカギの実

アカギの実

 

 そして、次の樹も実をたくさん付けます。クワ科の半常緑高木の「雀榕」です。街路樹などに植栽されていて、日本では、「アコウ」と呼ばれています。イチジクによく似た実は食べられます。成長すると気根で他の樹を枯らしてしまうので、締め殺しの木とも呼ばれます。

 

アコウの実

アコウの実

 

 次も気根をたくさん出す樹で「榕樹」と言い、日本では「ガジュマル」と呼ばれています。クワ科の常緑高木で、街路樹や公園に植栽されています。
沖縄県名護市のひんぷん(屏風)ガジュマルは有名で、この木にはキジムナー(精霊)が住むという言い伝えがあります。
この木も気根を出し、他の木に発芽し寄主に枝を伸ばし絞め殺して大木になります。
赤い実がたくさんなっていましたが、この実はコウモリや鳥の餌になります。

 

ガジュマルの根

ガジュマルの根

 

 そして、次はかわいい花をつけていた「プルメリア・ルブラ」です。キョウチクトウ科の常緑小低木で、ハワイでは非常に人気のある樹です。茎を折ると白色の乳液を出し、有毒ですが薬用にもなります。乾燥に強く、日あたりの良い屋外でよく開花します。

 

プルメリア・ルグラ

 

プルメリア・ルグラの花

プルメリア・ルグラの花

 

 まっすぐ伸びた大きな樹は「黒板樹」と言い、キョウチクトウ科の常緑高木です。
よく見るとビルの屋根を突き破って枝を大きく伸ばしていました。別名「ミルキーパイン」といい、樹皮を傷つけるとミルクのような白い樹液が流れます。そういうところは日本にある「シラキ」によく似ていると思いました。秋には白いアジサイのような花が咲きます。

 

黒板樹

 

黒板樹の根元

黒板樹の根元

 

 この「黒板樹」は、立地環境はあまりよくありませんが、地域のシンボルとして、いつまでもこの姿を保ってほしいものです。

            真田 俊秀

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On 10月 8th, 2013, posted in: NPOおおさかの活動, 緑と樹木について by KO

台湾の樹木(第1回)

 先月、日台合同樹木研修会が台湾の台北市であり、平成25年9月12日~15日の4日間、台湾に滞在し、いろいろな樹木を見てきました。その中の一部を紹介します。

 まず、台北市中で見た樹の紹介です。
最初に「水黄皮」という樹です。台北市内の公園等に植栽されています。マメ科の樹木で熱帯地域から亜熱帯地域で多く見られる樹木です。マメ科特有の奇数羽状複葉の葉を付けていて、花は清らかな香りがあります。実は油を多く含み。灯油や潤滑油と利用されてきました。

 

水黄皮

水黄皮

 

水黄皮の花

水黄皮の花

 

 次に「鳳凰木」という樹です。街路樹や公園などに植栽されています。「鳳凰木」はマメ科の落葉高木でマダカスカルが原産ですが、台湾の風景にもよくなじんでいます。葉は優しい黄緑色をしていて、涼しげで、「ジャカランダ」の葉にどことなくよく似ています。日本では沖縄にいくと見ることができます。

 

鳳凰木

鳳凰木

 

鳳凰木の花

鳳凰木の花

 

 3番目は「海檬果」です。和名は「ミフクラギ」いい、公園などに植栽されています。キョウチクトウ科の常緑高木で、「オキナワキョウチクトウ」とも言います。
 この樹は非常に強い毒を有し、樹の傷に触れた手で目をこすると腫れることから、沖縄方言で「目脹ラ木」(ミクラフギ)と言われ、これが和名となりました。かっては、この毒で魚を採っていたそうです。

 

海檬果

海檬果

 

海檬果の花

海檬果の花

 

 4番目は「白千層」(ハクセンソウ)と言う樹です。「白千層」は台北市内の街路樹でよく見かけることができ、公園や庭にも植栽されています。フトモモ科の常緑高木で、樹皮がボロボロとめくれることから「脱皮樹」とも呼ばれます。葉からは油が精製され、ユーカリによく似ているなと思いました。

 

白千層

白千層

 

白千層の花

白千層の花


 5番目は、「矮性仙丹花」です。日本では「サンタンカ」と呼ばれ、鉢花で出回っているのでよく知られています。アカネ科の常緑低木で、たいへん種類も多く、花色もさまざまです。沖縄では露地で普通にみられ、「オオゴチョウ」「デイゴ」と並び沖縄三大名花のひとつに数えられています。

 

矮性仙丹花

矮性仙丹花

 

矮性仙丹花の花

矮性仙丹花の花

 

矮性仙丹花の黄花

矮性仙丹花の黄花

 

 まだまだ、紹介したい樹はありますが、とりあえずここまでで第1回はおしまいです。

        真田 俊秀

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白花曼珠沙華

赤い花なら曼珠沙華
オランダ屋敷に雨が降る
濡れて泣いてるジャガタラお春・・・

確か、中学生の頃、ラジオからこんな歌謡曲が流れていました。
何という曲名で、誰が歌っていたのかは知りません。忘れました。
 ヒガンバナ(曼珠沙華)の花は、赤いものだとばかり思っていましたが、団地の一角に白い花が咲いているのを見つけました。
 いろいろ調べたところ、「シロバナマンジュシャゲは九州に産す。」とありました。
シロバナタンポポと同じように、九州では白花が多いようですが、理由は書かれておりません。
 団地の白花は、どのような経緯でやって来たのかなア? ヒガンバナは結実しないので、種子が零れて此処で育っていることは有り得ない。 鱗茎が分離して増殖するので、九州から移住して来た人が古巣を懐かしんで、鱗茎を植えたのかなア? それなら、他人に悪戯されないように、ベランダで鉢植えするでしょうに?
 いずれにしても、初物を見せて頂いて私には嬉しい初秋でした。

澤田 清

曼珠沙華

曼珠沙華

 

白花曼珠沙華

白花曼珠沙華

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On 9月 30th, 2013, posted in: 樹木医アラカルト, 緑と樹木について by KO

高安山~信貴山の古道と朝護孫子寺などの巨樹・巨木めぐり

 NPOおおさか緑と樹木の診断協会では、NHK文化センター梅田教室から受託し、「樹木医とめぐる巨樹・巨木」という現地講座を毎月(原則第2金曜日)開催しています。

 9月に訪れたのは古代から歴史の舞台として有名な信貴山です。案内は信貴山隣山、高安山の2合目ともいうべきところに在住し、子どものころから信貴山に慣れ親しんだ當内匡(とううちただし)樹木医です。
 残暑まだ厳しい中、大和平野の素晴らしい眺望を楽しみながら、自然と歴史をたっぷり散策しました。
 受講者は13名、総勢16名での開催となりました。

 

 

 

 近鉄大阪線から信貴山線に乗り換え、西信貴ケーブルに乗車します。運転席にはオニヤンマが既に乗車していました。信貴山の自然への期待が膨らみます。
 かわいい寅の描かれたケーブルカーで高安山駅に集合です。

 

 

 

 高安山駅では、2合目から登ってきた當内樹木医が出迎えてくれました。

 

 

 高安山~信貴山の古道と朝護孫子寺の巨樹・巨木めぐりへの出発です。
 自然のヤブランは美しい。

 

 

 最初に出会ったのはヤマザクラの巨樹です。樹齢約200年といったところでしょうか。

 

 

 

 高安城(たかやすのき)跡、高安城倉庫跡などの史跡を見た後、テングス病にやられた桜を観察。

 

 

 マツノザイセンチュウによって枯れて放置されたアカマツが倒れています。

 

 

 こちらのアカマツは朽ちてもなお立ち続けています。

 

 

 杉木立の中に残されたヤマザクラの巨樹です。

 

 

 大地にしっかり根を張る姿は樹木の力強さを感じます。

 

 

 このシイノキも立派でした。

 

 

 赤い鳥居がいっぱい並ぶ空鉢護法堂が総本山信貴山の頂上部にあたります。大和平野を一望するこの場所はモミジも多く、紅葉も美しいそうです。

 

 

 大本山玉蔵院さんのお部屋をお借りしてのランチタイム。
 三鈷松(さんこのまつ)を主木となった前庭は當内樹木医が手掛けたものです。

 

 

 

 朝護孫子寺本堂からは信貴山の豊かな緑を眺望できました。
 近くには行けませんでしたが、飛び出して見えているのはモミノキでしょうか。

 

 

 

 

 神木のカヤノキです。カヤの実は仏事に使用されているようで、ほとんど収穫されていました。数粒採取し、持ち帰って電子レンジでチン。良質の油が採れるとあって多少渋みはあるものの香ばしくて美味ですよ。

 

 

 

 

 千手のイチョウです。珍しいものらしいのです。銀杏は少々小ぶりでしたが、味は普通でした。

 

 

 聖徳太子さまが初めて毘沙門さまを拝まれ、お利益をいただかれたのが、寅の年、寅の月、寅の日であったと言い伝えられ、信貴山にたくさんの寅がいます。大小様々の張り子の寅や石像、西方守護神白虎像など。中でもお土産に買った寅せんべいと寅まんじゅうは家族に好評でした。
 我々はバスで奈良県側のJR王子駅から帰ります。當内樹木医は笑顔でバスを見送ってくれました。彼は来た道をまたケーブルにも乗らず八尾の自宅へ帰るそうです。じぇじぇじぇ!

 

 

 

 

 今回出会った主な樹木は、リョウブ、ヤマザクラ、ソメイヨシノ、アカマツ、アカガシ、コナラ、イロハモミジ、シイノキ、カヤノキ、イチョウ、ウメ、シラカシ、エゴノキなどでした。

「樹木医とめぐる巨樹・巨木」はNPOおおさかに所属する樹木医を初め、近畿の各樹木医によって大切に守られている各地の巨樹・巨木をめぐります。詳細についてはNHK文化センター梅田教室(担当:尾藤)までお問い合わせください。

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On 9月 22nd, 2013, posted in: NPOおおさかの活動, 樹木医アラカルト by KO

さらば 我が青春

 平成25年8月28日(水)の夕刊に悲しい記事を見つけました。
藤沢嵐子さん死去 88歳「タンゴの女王」でした。 本名、早川嵐子、老衰のため新潟県長岡市内の病院で22日死去した。 と書かれていました。 故早川真平さんの妻として、天寿を全うされたのだと思いました。
 私が高校生の頃からのファンでした。60年以上、タンゴの虫でした。 私の青春でした。
ありがとうございました。 安らかにお眠りください。 秘蔵のレコードのなかから、私が好きな絵柄を思い出と一緒に送ります。
 私が好きだった歌は、A La Gran Muňeca,日本名では、「大きな人形」又の名を「素敵な美人」です。 ピアノとバンドネオン・バイオリンのハーモニーをバックに、旧東京音楽学校(現東京芸術大学)出身の嵐子さんのすばらしい歌でした。
 そして又、Hasta Siempre Amor 「とわに別れを」です。 恋しい人と別れた失恋の情感を歌い込んだタンゴですが、私にとっては、嵐子さんとの別れは失恋以上の悲しみです。
 ありがとうございました。 御冥福をお祈り申し上げます。

澤田 清

 

 

 

 

 

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On 9月 19th, 2013, posted in: 樹木医アラカルト by KO