食われへんのか・・・

 さて、荒れる天気の仕業ではないのでしょうが、この夏、珍しい(いや、よく見かけることなんでしょうが、私の周辺ではめ・ず・ら・し・い)ものを見かけました。
一昨年伐採した街路樹のケヤキ、株周りが太いので貰い受け丸太ベンチとして利用しました。日照りの日も、雨の日も、風の日も放置され誰からも労りの言葉もなく、ただただ思い尻を支え、朽ちてゆく哀れな株太。そんな株太が灼熱の昼下がり、見事な花を咲かせていました。いきなり咲いたわけではないのでしょうが、日頃から目もかけてもらえない路傍の株太ベンチ、この時ばかりは通りすがる人からジロジロと眺められ、時には触られ、タバコ臭い顔を摺り寄せクンクン臭いまで、 アイドル並みの人気でした。

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On 8月 28th, 2014, posted in: 樹木医アラカルト, 緑と樹木について by KO

オオヤマレンゲの花

平成26年も7月に入り、梅雨明けも間近いある日、オオヤマレンゲの花が見たくなり、山に出かけることにする。
 オオヤマレンゲはモムレン科の落葉広葉樹で、6月から7月にかけて清楚な白い花を咲かせる。
 韓国の国花がムクゲなのに対し、北朝鮮の国花はオオヤマレンゲになっていて、あまり国家のイメージとそぐわない感じがする。
 話が横道にそれたが、近年、鹿害などでオオヤマレンゲは減少していて、各地でレッドリストの指定を受けている。
 近畿では、日本百名山でもある奈良県の「八経ヶ岳」の南斜面に防護ネットで保護されて残っている。植物園などに行けば手軽にオオヤマレンゲを見ることが出来るが、自然の状態のオオヤマレンゲを見ようと思えば、近畿では八経ヶ岳(1915m)に登らなければならない。

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On 8月 24th, 2014, posted in: 樹木医アラカルト, 緑と樹木について by KO

カエデ属の花

 春は華やかなサクラの花に目が行き、他の樹木の花はあまり目に留まらないことが多い。特にカエデの仲間はあまり目立たないこともあり、いつの間にか花が咲いて実をつけています。
しかしよく見れば、カエデ属はそれぞれに特徴があり、春になれば、かわいい花を着けます。そんなカエデ属の花を紹介します。

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On 5月 31st, 2014, posted in: 樹木医アラカルト, 緑と樹木について by KO

オオヤマザクラ

 平成26年4月も下旬になり、大阪ではサクラは既に散ってしまい葉桜を見るのみである。
 そんな中、私は奈良県天川村の309号線を車で走行していた。この道は冬の間は積雪のため閉鎖されていたが、昨日、やっとゲートが開けられ通行できるようになったばかりである。
 車の窓越しには、見ごろを迎えたヤマザクラがあちこちに見える。ヤマザクラは葉の色も様々だが、花の時期も早いものから遅いものまで多岐にわたっている。

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On 5月 6th, 2014, posted in: 樹木医アラカルト, 緑と樹木について by KO

韓国 老巨樹探訪 松廣寺の雙香樹に誘われて

平成26年4月10日、蘂だけになったサクラを車窓から眺めながら関西空港に向かった。往復10,000円の激安航空券をゲットして、韓国の王桜(ソメイヨシ)を見物がてら韓国 全羅南道 順天 松廣寺 天子庵の樹齢800年のビャクシン(雙香樹)を訪ねた。
 釜山 金海国際空港から鉄道、バスを乗り継いで夜の7時に韓国南部の小都市 順天に着いた。予約したホテルは繁華街から離れた山の中の1軒家、タクシーの運転手も名前すら知らない宿泊施設、名前こそホテルだが建物の装いは立派なモーテルである。受付カウンターも双方の顔が見えないように30cm四方の小さな窓。カギとアメニティ袋を貰い照明の薄暗い部屋へ、ダブルベットと広い浴室、男女用の浴着、極めつけはアメニティ袋の中の洗面具に避妊具、ジェル等、六十路をとぼとぼ歩く老爺の一人旅には無縁でしょう・・・。    韓国で安宿は何度も宿泊したが、このようなサービスは初体験、翌日の田舎町のモーテルも同じサービスが、因みに1泊4,750円だった。

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On 4月 27th, 2014, posted in: 樹木医アラカルト, 緑と樹木について by KO

古市古墳群の巨樹と梅を訪ねて

 平成26年3月の講座は、古市古墳群を擁する藤井寺・羽曳野両市に点在する巨樹を求めて歩き、いにしえのロマン・謎・神秘に迫りました。
 案内はNPOおおさかの真田俊秀樹木医にお願いしました。
 午前9時に近鉄高鷲駅前に集合した受講者は11名、総勢14名での開催です。

 藤井寺市から羽曳野市にかけて東西・南北約4kmの範囲に広がる古市古墳群。4世紀後半から6世紀中頃にかけて120基を超える古墳が築造され、現存する45基には、墳丘長200mを超える巨大な前方後円墳が7基も含まれています。堺市にある百舌鳥古墳群とともに、独特な墳墓の築造に膨大なエネルギーを注ぐという、他に類を見ない特異な文化がかつて日本に存在したことを物語る貴重な歴史資産であり、平成29年の世界文化遺産登録をめざしています。

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チャノキの伝来

 お茶といえば、煎茶・抹茶・紅茶・ウーロン茶など、いろいろある。
今回は、ツバキ科のチャノキが日本に入ってきた古い記録を書き、次回は飲料の茶葉を書く。 「類聚国史」(るいじゅうこくし 寛平4年、892年、菅原道真)に「弘仁6年(815年)4月に嵯峨帝(在位810~822年)が滋賀の唐崎の近くの崇福寺に寄られ、僧永忠が茶をさしあげたところ喜ばれた。 同年6月、畿内、近江、丹波、播磨などに植え、献じさせた。」 とある。
 このチャノキは永忠が唐から持ち帰ったものというが、「日吉社記」では僧最澄が805年に持ち帰った、と書かれている。

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On 3月 14th, 2014, posted in: 樹木医アラカルト, 緑と樹木について by KO

冬芽観察

 3月に入り、スギ花粉の飛散がピークを迎え、非常に息苦しい日々が続いています。
 景色は春めいて来ましたが、奈良の奥山はまだ厳しい冬の衣装をまとっていて、春はまだ先です。しかし、木々のなかには、そろそろ春を意識して動き出しているものもあります。そんな木を探して平成26年3月1日に山にでかけました。
 場所は奈良県天川村の神童子谷で、天気は曇り空。
 1月の山は荒涼とした感じでしたが、3月になると少し色めいてきて、まさに「山笑う」といった風景もすぐそこです。

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On 3月 9th, 2014, posted in: 樹木医アラカルト, 緑と樹木について by KO

高野山の「三鈷の松」と韓国 曹渓寺の「白松」

平成26年1月31日の街路樹研修会の2日後、韓国からの客人を案内して真言宗の総本山 高野山に行ってきた。外国人の観光地案内は京都、奈良が定番、世界遺産に指定されてもまだマイナーな高野山、それも真冬の高野山へ行く外国人は少ないだろうと不安な気持ちで案内した。やはり冬の高野山は観光客もなく閑散静寂であった。杉木立の中を霧が立ち、神厳な奥ノ院、巨木林の中の聖地であった。京都、奈良の寺社とその賑わいを想像していた客人も、母国にない風景に神妙な様子。奥ノ院や苔生した墓石群の前では、敬虔なキリスト教徒でありながら暫し合掌、宗教地としてではなく日本の古い文化地に自然に掌が合わさったのでは・・・。植生が似た韓半島にも天を突く杉の巨木林はなく、その威厳さを感じたようである。
 高野山の数多の院を案内しながら総本山の金剛峯寺に案内、居並ぶ伽藍を巡り境内を散策する。やはり韓国の樹木医、異国の一木一草が「木」になるようで名前を訪ねられる。そのような中、御影堂の前に端垣で囲まれた松の木が目に留まった。案内板を見ると「三鈷の松」と記されている。「空海(弘法大師)が唐の明州の浜から投げた三鈷杵が海を渡り高野山まで飛び、この松に引っ掛かり、この地を密教を広める地とした」との伝説がある。

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On 3月 4th, 2014, posted in: 樹木医アラカルト, 緑と樹木について by KO

『機器による分析技術』

衰弱した樹木の原因を特定していく際に非常な困難にぶつかることが多々あります。顕微鏡の範囲で同定できるレベルだとまだましなのですが、困ったことに培養が出来なかったり、培養しても相当な条件が整わなければ特徴のでないものだったりするものに出会うことがあります。
 
 例えばキノコに類するものは菌糸の特徴が少ないものが多く、本当にキノコの傘ができるまで、見分けることがとても困難です。

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On 2月 22nd, 2014, posted in: 樹木医アラカルト, 緑と樹木について by KO