池田市に3本立ちのアカマツが・・・

昨年12月の研修で、滋賀県湖南市の美松山(びしょうざん)に自生する「平松のウツクシマツ」(1921年指定 国天然記念物)を見学し、アカマツのイメージを覆すような衝撃を受けました。ウツクシマツ(美し松)は、根元から多数の幹が枝分かれして、傘状の樹冠となることが特徴です。
 一方、庭園や公園で見られる、よく似たタギョウショウ(多行松)は、ウツクシマツよりも樹高が低く、概ね5m以下で、枝の広がる角度が広いとされています。園芸種として、古くから接ぎ木で増やされたものが普及したと考えられています。新宿御苑や兼六園のものが有名です。
 なお、両者の学名はいずれもPinus densiflora for.umbraculifera で、具体的な根拠に基づく明確な区分が無いとも言われ、北村四郎は、同一のものである可能性も指摘しています。因みに、葉のDNAを調べたところ、タギョウショウは3公園8個体のうち7個体が同一クローンであったのに対し、天然生のウツクシマツは全て別物で、タギョウショウとも別であったとの報告があります。

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On 5月 20th, 2012, posted in: 緑と樹木について by KO

中部地方の一本桜(その2)

 前回に引き続き中部地方の一本桜の紹介です。長野県から岐阜県に移動し、5月5日に高山市一之宮町にある「臥龍桜」を見に行きました。もう葉桜であることはわかっていましたが、有名な名木なので素通りはできません。
 「臥龍桜」の名前の由来は、樹形が龍の臥した姿に似ていることから名づけられました。

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On 5月 16th, 2012, posted in: 樹木医アラカルト, 緑と樹木について by KO

中部地方の一本桜(その1)

 今年の連休の後半は、非常に荒れ模様の天気で、山で登山をされていた高齢者の方が遭難し、多くの方が亡くなりました。ご冥福をお祈り申し上げます。
その連休に私は田舎に帰省する予定でしたが、都合で取りやめになり、時間が出来たので急きょ中部地方の桜を見に行くことにしました。
 5月4日に大阪を出発し、長野県の阿智村へ向かいます。阿智村は岐阜県と接し、大阪から行くと、中央自動車道の恵那山トンネルを抜けると阿智村に着きます。
阿智村にある「駒つなぎの桜」は、源義経が奥州に下向するとき、この木に馬をつないだといわれている木で、樹種はエドヒガンです。

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On 5月 8th, 2012, posted in: 樹木医アラカルト, 緑と樹木について by KO

中国地方の一本桜(その2)

 4月27日の連休前、大阪では桜は散り新緑がまばゆい季節となりましたが、中国地方ではまだ桜が楽しめる地域があります。広島県庄原市東城町です。
その桜を見るため堺市を午前3時に出発。午前6時に中国自動車道東城ICに到着しました。
 そこから車で10分程にある「森湯谷のエドヒガン」を最初に訪問。朝早いので誰もいません。寒いので気温を見ると2度でした。震えながら桜を見ました。桜の開花が遅い訳です。

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On 5月 6th, 2012, posted in: 樹木医アラカルト, 緑と樹木について by KO

近畿地方の一本桜

2012年4月18日現在、サクラ前線は東北に進み、大阪市内は葉桜になって新緑の季節となっていますが、しかし能勢町ではソメイヨシノがちょうど見頃となっていました。
 さすが、大阪の北海道と言われているだけのことはあります。

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On 5月 5th, 2012, posted in: 樹木医アラカルト, 緑と樹木について by KO

中国地方の一本桜

  四国と関東の一本桜を紹介しましたが。今回は中国地方の一本桜です。  さて、中国地方の一本桜と言えば、島根県の「三隅の大桜」や岡山県の「醍醐桜」などがあげられます。 4月18日現在、「三隅の大桜」は葉桜でしたので、「醍醐桜」を見に行きました。 「醍醐桜」は岡山県真庭市別所の集落の小高い山の上にあり、集落のどの家からも「醍醐桜」を観ることができます。       そして、この集落は「春木」という名字がほとんどで、まさに春の木としてこの「醍醐桜」が大切な木として守られてきたといえるでしょう。      醍醐桜は、幹周り7.1m、樹高18m、樹齢1,000年以上といわれていて、その見事な  樹形は訪れるひとを感動させること間違いありません。     品種はヒガンザクラの一種、アズマヒガンで、蕾は桃色をしていますが、花が咲くと桃色から白色へと変わっていきます。         醍醐桜の近くには「岩井畝(いわいうね)の大桜」があります。品種は同じくアズマヒガンで岡山県では醍醐桜に次いで二番目に大きい桜です。         大阪ではカタクリはあまり見られなくなりましたが、真庭町には、あちこちにカタクリの自生地があります。「岩井畝の大桜」のまわりにもカタクリが自生していて、可憐な花を見ることができました。   真田 俊秀

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On 4月 22nd, 2012, posted in: 樹木医アラカルト, 緑と樹木について by KO

今年の開花はのんびり・・・

 これは芦屋で開催されるハーフマラソンの会場での写真です。
 さてこの大会、毎年4月の第二日曜日の開催なのですが、ソメイヨシノが満開前なのは今回初めてです。

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On 4月 21st, 2012, posted in: 緑と樹木について by KO

桜の咲く季節になりました

一方で、枝を支えるための支柱が設置されるなど、この桜の木が大切にされていることがうかがえます。すると、このアンバランスな樹形は木を粗末に扱ったための結果ではなく、つまり道路の通行を優先させるためだけに切った結果ではなく、木の生育も人の生活もどちらも大切にしながら、それらの兼ね合いのなかで形作られてきたものと想像できます。そうすると、一見してアンバランスなこの樹形は、この場所のこの木にとってはバランスのとれた樹形なのかもしれません。

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On 4月 19th, 2012, posted in: 樹木医アラカルト, 緑と樹木について by KO

関東の一本桜と校庭のサクラ

平成24年4月11日、東京は冷たい小雨模様で、都心では桜吹雪の強風が吹いていました。
 翌4月12日は、前日の天気とはうって変わって快晴で気温も上り、ポカポカの陽気でした。
 そんななか最初に行ったのが、埼玉県北本市にある「石戸蒲ザクラ」です。
 石戸蒲ザクラは、日本五大桜に数えられる名木で、品種はエドヒガンとヤマザクラ
の交配種です。

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On 4月 16th, 2012, posted in: 樹木医アラカルト, 緑と樹木について by KO

四国の一本桜

 今年の桜の開花は、本州では3月21日に高知からスタートしましたが、2月、3月の平均気温が低かったので、例年に比べ全国的に開花は遅れています。
 大阪では4月10日頃が満開のようですが、今回は四国の1本桜を見るため4月5日に大阪を出発。最初に徳島県つるぎ町にある「吉良のエドヒガン」を目指します。つるぎ町は四国の名峰「剣山」の麓に位置し、巨樹・巨木が多くありますが、なかでも「赤羽根大師のエノキ」は日本一の大きさで国の天然記念物に指定されています。

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On 4月 8th, 2012, posted in: 樹木医アラカルト, 緑と樹木について by KO