5 05, 2013

中部地方の一本桜(2013)その2

2013-05-05T23:31:59+09:00

平成25年4月17日(水)、長野県南部の朝はうす曇の天気だった。「中曽根の権現桜」を見た後、北上して「善光寺」で有名な長野市を通り過ぎ、夕方、湯田中温泉で有名な長野県山ノ内町に着く頃には、天気は快晴になっていた。  山ノ内町の宇木地区は桜の名木が多数あり、歩いて巡る桜コース(距離約4.2km、所要時間約1時間)の道がある。  まず最初に「隆谷寺のしだれ桜」を訪れる。樹齢約400年のシダレザクラの原種ともいわれている名木である。小さなお寺の風景にサクラが良く溶け込み、なかなか、いい感じで、夜にはライトアップもされるようになっていた。

中部地方の一本桜(2013)その22013-05-05T23:31:59+09:00
23 04, 2013

-路傍の寛容のハナ-

2013-04-23T23:50:32+09:00

   私が毎日通う道。毎年、この時期になると一面に花を付け、道行く車や人にあー春が来てもたか・・。と感動感心を与える。  どなたが面倒を見られているのか、陸橋を使い上手く花を付けるように育てたなあー。 開花はいつもゴールデンウイーク前、でも平成25年は少し早く隣のツバキと同じピンク花で競っている。                 ナンキンハゼの並木  この道『今里筋』は、この地の少し南の大池橋から先は大阪国際女子マラソンのコースになっており、テレビでも良く見かける。街路樹はナンキンハゼで秋の紅葉が美しい路線として有名であったが、今はヤマモモ等に植替えが進められ少し寂しい街路に変貌しつつある。でもその一方で、沿道のおばちゃんパワーで、このフジに限らずビワやカキの他、草花類も多く植えられており、みんなで楽しんでいる。大阪市の杓子定規ではない寛容さが違った形で街路の彩りを育むのかもしれない。まあどちらにしても浪速のしたたかさの表れかと・・・。  

-路傍の寛容のハナ-2013-04-23T23:50:32+09:00
21 04, 2013

中部地方の一本桜(2013)その1

2013-04-21T14:52:08+09:00

平成26年4月17日(水)、長野県は暖かいうす曇の天気であった。桜を求めて北上する。  まずは飯田市の東方にある喬木村(たかぎむら)にある「氏乗のシダレザクラ」を目指す。  山の中の狭い道を進むと小さな集落があり、すぐこのシダレザクラが目に入ってきた。この場所は、小学校の跡地で、110年前に入学記念の時、植えられた桜らしい。

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16 04, 2013

早い開花

2013-04-16T23:28:09+09:00

今年(平成25年)の桜(ソメイヨシノ)の花見シーズンはあわただしいものになりました。  ちょうど見頃の週末は3月30日、31日で、これは例年よりも一週間ほど早い時期です。事前の開花情報などで早い開花を予想できてはいましたが、実際に三月に満開になるとやはり違和感はあります。花見イベントを準備される方にとってはあわただしい週末になったことでしょう。

早い開花2013-04-16T23:28:09+09:00
9 04, 2013

近畿地方の一本桜(2013)

2013-04-09T23:03:39+09:00

平成25年4月4日(木)、近畿地方はよく晴れていた。今日は大阪近郊のシダレザクラを見るために出かけた。  まずは三重県名張市にある渓谷で有名な「赤目四十八滝」の入り口にある「延壽院」を訪ねる。ここにあるシダレザクラは、樹齢約300年以上で名張市の文化財になっている。幹が途中で折れてなくなっており、ずんぐりとした樹形となっているが、花を一杯つけていた。

近畿地方の一本桜(2013)2013-04-09T23:03:39+09:00
4 03, 2013

生きていた竜舌蘭

2013-03-04T22:52:52+09:00

   ヒガンバナ科の常緑多年生植物のリュウゼツランは、50~60年経ると開花して、結実後は枯れるといわれています。  我が家の近くに上水道の配水池があり、その敷地内にアオノリュウゼツランが植えられていました。 アオノリュウゼツランとは、葉の色がきれいな緑色だからです。 配水池は、1952年(昭和27年)に作られましたが、アオノリュウゼツランはいつ頃に植えられたのかは不明だそうです。      そのアオノリュウゼツランが、2010年(平成22年)の夏に開花するという噂を聞きつけ、7月4日(日)に見に行きました。 花柄が5~6mに伸び、枝のような総状花序でした。この日は、まだ蕾でした。      7月27日(火)に黄色の花が咲き始め、 8月4日(水)には花柄の半分ぐらいまで咲きあがりました。 8月21日(土)には天辺まで咲きました。           8月27日(金)には、天辺の花が赤くなり、最初に咲いた下部の花は結実したように見えました。        開花・結実・枯死してから2年半が経った今年(平成25年)2月5日(土)、偶然通りかかった配水池横の、枯れた葉の側から緑色の葉が出ていました。 開花結実後は枯れると、ものの本に書かれているのに、根が生きていたなんて??です。      配水池の敷地内には入れませんので、残念ながら根を観察することはできませんが、写真は撮り続けようと思います。  澤田 清

生きていた竜舌蘭2013-03-04T22:52:52+09:00
25 02, 2013

名木と銘菓

2013-02-25T22:52:42+09:00

   枚方市光善寺にある大阪府天然記念物の「光善寺のサイカチ」は、今、樹勢回復処置が実施されている。サイカチはマメ科の樹木で、特徴として大きいものでは長さ30cmのねじれた豆果をつけ、昔はこれを石けんの代用にした。      ところで、京阪電車光善寺駅を出て西北に100m行ったところに「遠州屋」という和菓子屋がある。ここで「郷土銘菓さいかち」(420円/個)というお菓子を販売している。包装紙には「光善寺のサイカチ」の絵が描かれていて、中をあけると大きな焼饅頭が出てくる。饅頭の表面にはサイカチの豆果の模様があり、中は、白餡に包まれて粒あんがまるで豆みたいに散らばっている。食べてみると優しい風味がしてどこか懐かしい味のする饅頭である。まさに名木「光善寺のサイカチ」にぴったりの銘菓である。      そして同じ京阪電車の萱島駅から西に100m行ったところに「まむ多」という和菓子屋がある。ここの住所は門真市になるそうで、ここでは「楠どら」(130円/個)というお菓子があり、萱島駅にある「萱島のくす」をイメージしたものかと思っていたら、「萱島のくす」は寝屋川市にあり、「楠どら」は昔から門真市にたくさんある楠をイメージして作られた和菓子だそうである。      門真市にある名木といえば、国の天然記念物に指定されている「薫蓋樟」がある。その「薫蓋樟」をイメージした和菓子が「まむ多」にある。一個1,300円で名前もずばり薫蓋樟と言い、包装箱に「薫蓋樟」の絵が描かれていて、中には解説書まである。      中のお菓子はというと、緑色の蒸しカステラで栗と粒あんをはさんでいて、カステラは葉を、栗と粒あんは幹を連想させる。食べてみるとヨモギの香がし、昔なつかしい味のするお菓子である。まさに名木に銘菓ありである。      私は、辛党であるが、こういった名木にちなんだ銘菓をおいしいお茶と一緒に味わうのもいいもんだと思った次第である。  真田 俊秀

名木と銘菓2013-02-25T22:52:42+09:00
30 01, 2013

聖木 ブリンギン 

2013-01-30T23:16:08+09:00

   日本のニュースでは、ここインドネシアは大洪水に見舞われ、都市機能のストップが報じられていましたが、現地の被害は2日間くらいでひと段落し、すでにいつもどおりの暮らしが営まれているように見えます。  1月のジャカルタは雨期。日本の梅雨の始まりのころのような天気が続いて、1日の中で時折雨がパラついたり、時にザ~っと降ったり、気まぐれに青空になったりを繰り返しています。私が今いるところの気温は1年中28度で一定。大阪の夏より、よほど涼しく、夏好きの私には朝夕は少し寒いと感じることもあるくらいです。  そのような温かい地で植物はといいますと、雨期ですから植物が目覚めて大いに枝葉を伸ばし、花にあふれています。(日本では私の地元では朝から大雪らしく、妻と娘は雪に閉じ込められているようで、家族に実に申し訳ない・・・。)  と、そのような常夏の現地の木 ブリンギン      この木は聖なる木で、この国の寺院によく植えられ(菩提樹とかオガタマみたいですね。)そしてこの木の下にはユウレイが出るそうな・・・。(しだれ柳みたいですね。)  日本語に訳すと近いのはガジュマル。これもやはり熱帯の木ですからなんとなくイメージできるのではないでしょうか。  乾季にはこの国の木は病気を全然感じさせなかったのですが、雨季は違います。 聖なる木にもやはり腐朽は訪れます。          聖なる木も清濁併せ持つということでしょうか・・・。  赤道付近より 笹部雄作

聖木 ブリンギン 2013-01-30T23:16:08+09:00
22 01, 2013

草刈

2013-01-22T23:02:56+09:00

   私の仕事は造園業である。名前はN造園。例年、正月明けは我々にとって暇な時期でありのんびりしていることが多いのだが、ありがたいことについ先日庭の手入れの依頼を受けた。そのお宅は松が17本もある大きなお庭なので、昨年で引退した元親方にも作業を手伝ってもらうことにした。現場はしばらく手入れが滞っているらしく、草がびっしりはびこっていた。しかも、そのほとんどが「アレチヌスビトハギ」である。      この草は小さい豆のような実をつけ、それにかぎ状の毛がびっしり生えていて衣服などに非常によくくっつくという特徴があり、うっかりこの草むらに足を踏み入れると大変なことになってしまう。マメ科の雑草で、漢字で書くと「荒れ地盗人萩」となる。荒れ地に生育し、実の形が「足袋を履いて抜き足、差し足で歩く盗人の足跡」に似ていて、花が萩に似ていることが名前の由来らしい。一般的に「ひっつき虫」と呼ばれていて、皆さんもおなじみだと思う。      まずは、この草刈からスタートだ。元親方と二人で手分けして刈ることとなった。しかし、作業服のままだと「ひっつき虫」がいっぱいくっつくので、私は全身レインコートで防護して作業を行った。これならほとんどくっつかないで済むのである。 この日はよく晴れていて少し汗ばむような陽気の中、やっとの思いで私の担当した範囲を刈り終えて戻ると、そこには全身「ひっつき虫」まみれの元親方がいた。暑かったからなのか、レインコートを着ずに作業をしたらしいが、見事に「ひっつき虫」の餌食になっていた。 「さすがだ・・・。」      私は元親方のたくましさに驚くと同時に、感動さえ覚えた。私には、あの姿になることを覚悟の上で「アレチヌスビトハギ」群に突っ込んでいく勇気はない。 その日の帰り、元親方はトラックの助手席で「ちきしょう・・・。」とつぶやきながら到着まで1時間半もの間、ずっと「ひっつき虫」を取り除く作業に没頭していた・・・。 (i)

草刈2013-01-22T23:02:56+09:00
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