龍門山の山歩き

 和歌山県紀の川市にあるJR粉河駅からすぐ南の方角に龍門山(りゅうもんざん)という山がある。標高はあまり高くないが(標高756m)その秀麗な山並みから紀州富士とも呼ばれ、「紀伊名所図会」にも出てくる和歌山の名山である。
 平成25年10月末のある日、五條市に出かけた帰り、この龍門山に登ってみた。
 車で、みかん畑の中を登山口まで行き、田代峠コースの入り口に車を止める。
 車から出て歩こうとすると、すぐそばに大きなイノシシが2頭いた。向こうもびっくりしたらしく、すぐやぶの中にかくれてしまった。
 雑木林の中をゆっくりと登る。シロダモの木が多くあり、ちょうど花の盛りで赤い実と一緒に花を見ることができた。

 

シロダモの花

シロダモの花

 

 ヤマコウバシの葉も紅葉が始まっていて、秋の訪れを感じさせてくれる。

 

ヤマコウバシ

ヤマコウバシ

 

 タムシバは来年の春を待ちかねているかのように、つぼみが膨らんでいた。
 カマツカは赤い実を一杯つけて山を華やかに彩っていた。

 

カマツカの実

カマツカの実

 

 コマユミの木も多くあり、どれも紅葉の見ごろを迎え、錦絵の様で、まさに秋本番である。

 

コマユミの紅葉

コマユミの紅葉

 

 ゆっくり登り、2時間で山頂に到着する。山頂からは紀ノ川と大阪の和泉山脈が見渡され、まさに絶景である。

 

山頂からの眺め

山頂からの眺め

 

 山頂の広場では、ヤマラッキョウ、ムラサキセンブリ、リンドウなどが咲いていて、秋の風情を感じる。

 

ヤマラッキョウ

ヤマラッキョウ

 

ムラサキセンブリ

ムラサキセンブリ

 

リンドウ

リンドウ

 

 山頂からは、西の中央コースをゆっくりと登山口まで下り、帰路についた。この山はふらっと出かけるには手頃な山で、樹種も豊富である。春にまた登ってみようと思った次第である。                    
                           真田 俊秀

On 11月 14th, 2013, posted in: 樹木医アラカルト, 緑と樹木について by KO
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