四国と関東の一本桜を紹介しましたが。今回は中国地方の一本桜です。
 さて、中国地方の一本桜と言えば、島根県の「三隅の大桜」や岡山県の「醍醐桜」などがあげられます。
4月18日現在、「三隅の大桜」は葉桜でしたので、「醍醐桜」を見に行きました。
「醍醐桜」は岡山県真庭市別所の集落の小高い山の上にあり、集落のどの家からも「醍醐桜」を観ることができます。

 

醍醐桜と周りの集落

醍醐桜と周りの集落

 

 
そして、この集落は「春木」という名字がほとんどで、まさに春の木としてこの「醍醐桜」が大切な木として守られてきたといえるでしょう。

 

醍醐桜へ続く道

醍醐桜へ続く道

 

 醍醐桜は、幹周り7.1m、樹高18m、樹齢1,000年以上といわれていて、その見事な
 樹形は訪れるひとを感動させること間違いありません。

 

醍醐桜

醍醐桜

 

品種はヒガンザクラの一種、アズマヒガンで、蕾は桃色をしていますが、花が咲くと桃色から白色へと変わっていきます。

 

 

醍醐桜の蕾と花

醍醐桜の蕾と花

 

 
醍醐桜の近くには「岩井畝(いわいうね)の大桜」があります。品種は同じくアズマヒガンで岡山県では醍醐桜に次いで二番目に大きい桜です。

 

 

岩井畝の大桜

岩井畝の大桜

 

 
大阪ではカタクリはあまり見られなくなりましたが、真庭町には、あちこちにカタクリの自生地があります。「岩井畝の大桜」のまわりにもカタクリが自生していて、可憐な花を見ることができました。

 

カタクリの花

カタクリの花

真田 俊秀